ワーキンググループ

日本医療情報学会看護部会ではワーキンググループを設置し、それぞれの課題に対する検討と提案を行っています。ワーキンググループの活動および成果は、学会や誌面などで報告しています。

■看護管理分野で看護情報の利活用を検討するWG

医療現場の ICT 導入が進み、看護業務へのICTの活用も活発化している。
しかし、ICT を導入しても、うまく活用し看護業務の改善や改革につながらないケースも多い。 本WGでは、よりよい看護業務の実践に向けた情報マネジメントのあり方を看護管理の視点から検討する。

■看護業務支援デバイスWG

病棟デバイス WG の第 1 期(2016-2019)および第 2 期(2019-2022)は、「病棟デバイスを用いた業務像や記録像の議論」に活動の軸を置き、看護管理者向けアンケートや、その結果報告(IMIA-NI や看護協会出版会『看護』など)を行ってきた。この間、IoT を用いた業務改善が診療報酬の施設基準に取り入れるなど業界の理解や活用も広まったことから、「デバイスから収集した情報を活用した記録テンプレートの検討」に重点を置いた活動を行っていく。特に「3点認証やバイタル連動記録等の断片的情報」と、「パスや標準看護記録のような俯瞰的情報」の中間層として活用できるテンプレートの議論を行い、タスクシフト/シェアに資するワークフロー構築を支援していく。

  • 看護業務支援デバイスWGホームページは コチラ

  • ■看護情報学教育検討WG

    看護情報学を看護(を支える)専門分野のひとつとして位置付けることを目的として、看護情報学教育の枠組み、普及方法を検討する 。
    「看護専門分野への特定に向けた課題の抽出と検討」
    看護基礎教育だけでなく、大学院での教育を含めて、教授状況の把握や課題の抽出、検討を行う。 「看護基礎教育におけるシラバスの洗練と普及」
    看護系大学において情報科学の基礎教育を履修済みの学生を想定したシラバスの検討だけでなく、情報科学の基礎教育を併せたシラバスや、看護基礎教育として最も施設数の多い、専門学校等の教育機関におけるシラバスを検討する。併せて、評価方法を検討する。